ナビゲーター 癒しの森の案内人 高見 昭雄さん
日之影町内には“匠”と呼ばれる方が何名かいらっしゃいます。
中でも日之影町の生活文化を、作品を通じて世界的に芸術的価値へと高め、
日之影の名を広めたのが現代の名工 廣島一夫さん。
その廣島さんやもう一人の名工 飯干五男さんと1975年~1978年にかけて出会い、その竹細工に
着目し、時間やお金をかけて惜しみなく収集、遂にはアメリカのスミソニアン博物館のルイーズ・A・ コート氏の協力のもと、作品を収蔵するに至った功労者が故中村憲治さんです。
こうして『日之影町の竹細工』が世界へ名を馳せるのですが、実はもう一人、その名を残さなければ ならない方がいらしたんです。
ロバート・アダムス氏
廣島一夫さんが「今回どうしても話しておかんといかん、日の目を浴びんといかん功労者じゃ」と 語ってくださいました。
ロバートさんと廣島一夫さんとの出会いは1985年頃。
当時ロバートさんは宮崎医科大学にいらして、竹細工に関する研究と題し、日之影町まで聞き取り 調査や現場調査をしに来られたそうです。
しかも、自転車で何日もかけて…!!
その後、日本語と英語で論文を作成し研究成果を提出するも、締め切りに間に合わず、ロバートさんの研究はお蔵入りとなったそうです。
「人間である以上は文化・伝統を大事にせないかん。日本の竹細工は伝統。
そして、そこに縁があった人を忘れちゃならん」
「何かを見出そうとする目こそ、生きた本当の目じゃ」
平成22年1月11日で95歳を迎え、日之影町民の皆さんによって(一夫さん曰く)日本を代表する 現代の名工となられた、竹細工職人 廣島一夫さんの言葉。 |