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『えびの編』
えびの市栗下地区金松。
ここに、どこからこられた人か誰も知らないが、いつの間にか栗下村に居ついてしまった
坊様がいらした。
しかも大の大酒喰い。ところがこの法然は「ほのきく」霊験あらたかなお坊様であると
いわれるようになった。
~ある朝、栗下村の米原門の百姓屋にぶらりと来て、絞り始めの焼酎をみて「その酒をくれ」と
喜捨を求めた。しかし「初ぼはやれんわい」と断ったところ、そのまま坊主は立ち去った。
ところが、今までどくどく出ていた焼酎がハタと出なくなり、その場にいた人々は「不思議だ不思議だ」
と騒ぎ始めた。
その中の一人が「法然さまの法が効いたのだ」また奥に寝ていた婆様まで
「そうじゃ、すぐ坊様の後を追うて焼酎が出るよう頼みやれ」
ようやく法然に追いついた主人が「堪忍しやしたも、焼酎は差し上げます」と謝ると同時にまた、
焼酎が出始めたといわれている。~
その後も、法然をないがしろにすると不思議な不幸が続くので、とうとう皆で法然を祀ることにし、
金松の法然坊の墓が現在の御堂である。
また法然様は死の直前に「私が死んだら、その後は焼酎を供え、一つの願を立てろ、叶えてやる。
二つ以上はかなわぬぞ、欲張りはいかん」と遺言を残した。
(えびの市加久藤町郷土史より抜粋)
今では、代々365日毎日栗下地区の皆さんが交代で管理をされているそうです。
9月23日が法然様の命日で、そこにあわせて今年は9月22日(土)に大祭が行われます。
お願い事一つでお出掛けになりませんか?
『金松法然社務所』
*住所 : えびの市大字栗下
*TEL : 0984-35-0987
『長谷商店』(お供え一式を販売されています)
*TEL : 0984-35-1628
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