毎年7月最終土曜日の午前8時過ぎ。青島神社を三基のお神輿が出発します。青島の若者が担ぐ、女性の神・恵比須様をのせた神輿、台車にのせた青島様と呼ばれる神輿、青島の子供たちが担ぐ子供神輿と続きます。 ~さぁさぁ出でまし 青島様の 御幸支えん氏子たち 今日は吉日 うぶすな様の 里はにぎわい むつびあい ~ 特に、独特な節回しの浜下りの唄にのせて、水しぶきを浴びながら暴れまわる御神輿は勇壮そのもの。 三基の御神輿は、二日間にわたって青島地区を練り歩きますが、途中、あばれ神輿と呼ばれる御神輿は、漁船に供奉され、大海原を渡ります。 このあばれ神輿を担ぐ若者たちが、その年に満23歳になる青島の青年達です。 海幸彦・山幸彦を御祭神として祀る青島神社では、古来より旧暦の6月17日・18日の二日間にわたって、“海を渡る祭礼”が行われます。 この祭礼は、厄病や風水害などあらゆる災いを鎮めて頂き、御神威を氏子それぞれにお頒けするものです。
青島の儀式殿では、神楽の奉納や青島の伝統芸能のお披露目があります。結婚式も利用できるんですって。儀式殿の敷地内では作業所がありまして…?!
1m四方の枠に鳥居??実は御神輿の土台です。200kg~300kgになるこのお神輿が通称あばれ神輿と呼ばれています。今年はほぼ一から改修し、7月の本番に備えます。
御神輿の改修は氏子と呼ばれる満23歳の青年達。女性の神様が祀られるので、女性が触れてはいけないのです。漁船もそう言われますよね!!
ところで何故、氏子の皆さんは満23歳なのか?今回取材にご協力いただいています、青島振興会青年部の吉永さんに教えていただきました。「成人を迎える20歳だと学生が含まれるので、当然、社会人としてのスタートはしていません。 “海を渡る祭礼”では、氏子と呼ばれる皆さんが、祭りの運営、寄附金集めなどの準備を行います。そうすることで、一人一人が経営者としての自覚をもち、今後に役立てられる。“海を渡る祭礼”は氏子の“成人式”の場なんです」と。伝統文化を通じて、社会人としての責任、常識、礼儀、また青島の伝統継承など、様々な要素が含まれますから、これはいい経験になりますよねぇ。「青島の地区内を神輿が練り歩くと、年配の方は神輿に向かって手を合わせるんです」 観光地としても勿論ですが、青島の伝統、誇りを目の前で見るいい時間ですね。 海を渡る祭礼、今年は7月29日30日の二日間行われます。
左から、海を渡る祭礼総指揮者・津口秀敏さん 氏子の長友洋樹さん 青島振興会青年部・吉永勝彦さん。「青島を楽しんでください!!」
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