第804回『柳田酒造』2024/4/27放送
都城市花鈴町の住宅街にあります。すぐ近くには島津邸、歩いて5分ほどには都城市役所などがあります。この地に移られたのが1902年です。



都城市で一番古い柳田酒造は創業120年以上。元々は都城市上町で菜種油の販売を主に営業され、傍らで焼酎造りだったそうです。



江戸時代から続く家業の5代目は、20年前にUターンで継がれた柳田 正代表。「うちの家紋は八つの矢車が使われています。この家紋は藤原家の子孫!と私のばあちゃんから聞きました。その後、本家が途絶え、分家として残ったのが現在の柳田酒造です。といっても120年以上経っていますが…」さらに正代表は続けます。「現在は鹿児島から来ている蔵子と、私の2人で焼酎造りをやっています。実は私が継いだのは20年ほど前。小さい頃から物作りに興味を持ち、兄がいたので私はそのままエンジニアになりました。ただ家業を継ぐきっかけがあって今なんですが、継いでからも物作りへの血が騒ぎ、材料に合わせた醸造機を作っています。そうすることによって、新しい銘柄も出来始めました」



江戸時代から芋焼酎造りが始まったそうですが、40数年前に生き残りをかけて麦焼酎をメインとした醸造が始まります。10年前には35年ぶりに芋焼酎“千本桜”の銘柄が復活しました。



「宮崎の地酒焼酎を世界のスピリッツの一つに!を目標に10年前から仲間と活動しています。海外で開催されるコンテストは一番の近道と考え出品しました」



国外では最大のコンテストに3年前から焼酎も出品され、今回130銘柄の中で最高得点に輝いたのが柳田酒造の“青鹿毛”。「入賞目的ではなく海外の審査員の名だたるシェフやソムリエ、テイスターの方々に認めてほしくて…」



世界中の蒸留酒ファンの方に焼酎を飲んでほしい!さらに焼酎苦手な方へもアプローチしたい!の想いで、香り高く口当たりの甘い焼酎も作っています。



20年ほど前の芋焼酎ブームのときイベントに出店すると、芋焼酎ブースには長蛇の列。それを見て「いつか麦焼酎のブースにも並んでもらえるようにしたい!」と想いが強くなったそうです。



「赤鹿毛造りが私の焼酎デビューです。ただある程度の年齢の方々は全国共通で“忍者か!懐かしい”とおっしゃるんです。いやいや違う!馬の種類で意味があるんだ!でも物は考えようです。それがきっかけで青鹿毛(あおかげ)も誕生しましたから…」と意外なエピソードが伺えました。



「最大の課題は後継者です。娘が一人しかいませんので、いかに焼酎造りに興味を持たせるか…」写真はあの手この手を考えてらっしゃる柳田正代表。



「日本の伝統産業を絶やさないために…」と熱い想いを語られる代表。
想いを知ることから始まりますし、1歩1歩その想いに近づくためにも、宮崎を代表する焼酎の一つに触れて飲んで味わいたいものですね💛

『柳田酒造』
都城市早鈴町14街区4号   0986-25-3230
営業時間AM9:00~PM5:00  定休日 土曜・日曜
https://www.yanagita.co.jp



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